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組合理念

伝統ある内山紙を今に

 市川谷筋の12ヶ村に発達した冬季副業としての内山紙の起源は、三百四十年程前の寛文年間に、信濃国高井郡内山村、今日の下高井郡木島平村内山部落の萩原喜右ヱ門氏が自家に於いて紙すきを始めたことにあります。その後紙すきの技術は漸次隣村に広まり、雪深いこの地域で冬期間の副業として定着し、そもそもの発祥地の地名をとって「内山紙」と称されました。明治末期には製造戸数一千戸を数え隆盛を極めるに至ります。
 しかしその後の日本人の生活様式の変化によって和紙の需要が減少したこともあって、和紙生産者の多くが転業を迫られ、生産戸数の急激な減少を示すに至りました。
 当組合は三百年以上伝えられてきた技術・技法を修得し、後世にその伝統を保持継承することで、日本の文化と経済の健全な発展に寄与したいと願っています。